(1)名称
天文教育論文アーカイブ検討WG
(2)目的
現在、天文教育・普及に関する学術論文は複数の雑誌に分散されて掲載されている。天文教育に関心のある読者は、自らの興味のある文献を見つけるため、多くの雑誌に目を通さざるを得ず、必要な研究成果や知見にアクセスすることが難しくなっている。このことは天文教育研究を推進していく上での大きな障壁になっていると考えられる。そこで、複数の雑誌に掲載されている天文教育論文を横断的に網羅した目録(アーカイブ)やウェブ上のポータルサイト(リンク集)等が存在すれば、これらに目を通すだけで天文教育・普及に関する最新の動向を抑えることができ、知りたい成果により容易にアクセスできるものと考えられる。このようなアーカイブ・リンク集の存在は天文教育研究をより推進する手助けとなるだろう。しかし、このようなアーカイブを個人の力で構築し、長期にわたって運用していくことは難しい。そこで、このようなシステムの必要性や仕様・運用方法などを組織立って検討・推進するため、本WGの立ち上げを要望するものである。
(3)活動報告
本WGは天文教育普及論文の収集とリスト化を行い、天文教育誌などを通じて公表し、最新の知見の共有を図るとともに、天文教育分野の学術的な価値の向上に貢献することを目的として2018年度より活動してまいりました。この度、本会内に学術論文委員会が設置されることとなり、本WG活動の一部を新委員会に永続的に引き継ぐことができる体制が整いました。従いまして、時限的活動であるWGは本年度を持ちまして解散とさせて頂きたいと思います。
以下に、本WGの活動の概要をまとめます。
○天文教育での発表
「天文教育論文アーカイブ~2021」Vol.34 No.2, p.36
「天文教育論文アーカイブ~2020」Vol.33 No.3, p.78
「天文教育論文アーカイブ~2019」Vol.32 No.2, p.72
「天文教育論文アーカイブ~2018」Vol.31 No.2, p.56
○天教年会での発表
「天文教育論文アーカイブWG活動報告」 第36回天文教育研究会(2022年8月18日)
「天文教育論文アーカイブWGの報告」 第35回天文教育研究会(2021年8月24日)
「天文教育論文アーカイブWGの活動報告」 第34回天文教育研究会(2020年8月16~18日)
(4)活動期間
2018年度~2021年度
(5)代表
鴈野重之(九州産業大学)
(6)構成委員
縣 秀彦(国立天文台)
松本直記(慶應義塾高等学校)
富田晃彦(和歌山大学)
寺薗淳也(合同会社ムーンアンドプラネッツ)