2021/5/4 15:39PM

第35回天文教育研究会(2021年年会)

2021年日本天文教育普及研究会年会のお知らせ

2021年の年会は終了いたしました。
ご参加いただき、ありがとうございました。

集録を、以下のURLからダウンロードできます。(容量:36.8MB)
https://tenkyo.net/wp/wp-content/uploads/2021/05/7cb6563144430fc2db4615b1b3a8f61f.pdf

2021年8月22日(日)13:00 ~ 24日(火)15:30

2021年の日本天文教育普及研究会年会・第35回天文教育研究会は、昨年より続いておりますコロナ禍の影響で本年の年会もオンライン開催となります。対面での議論ができないことは残念ではございますが、遠方の会場まで足を運ぶことなく、ご都合に合わせてのご参加が可能かと思いますので、奮ってご参加頂ければと思います。

天文教育普及分野では,伝統的な教育普及にとらわれず,次々と新しい試みがなされています。
とくに近年では天文学の枠を超えて「天文×〇〇」のような異分野とのコラボレーションも盛んに行われています。
そこで今回の年会では「天文教育普及と異分野コラボレーション」をメインテーマに掲げ、皆様の最新の活動内容をお伝え頂くとともに、今後活動の幅を広げていく上での意見交換ができればと考えております。
また、同時に昨年よりのコロナ禍も続いている現状を踏まえ,「コロナ禍での天文教育普及」に関するセッションも設けたいと考えております。
これらのテーマに関わらず、広く天文教育普及に関する発表を受け付けて参ります。
多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

開催概要

・メインテーマ

「天文教育普及と異分野コラボレーション」

・サブテーマ

「コロナ禍での天文教育普及」

・特別講演

今回はメインテーマに関して南山大学の後藤明先生、天文学の最新研究について理化学研究所の坂井南美先生にご講演をお願いしております。また、日本学術会議についての特別講演を予定しております。

・日時

2021年8月22日(日)13:00 ~ 24日(火)15:30
プログラムは以下に記載

・会場

オンライン方式(オンライン会議システム「Zoom」を予定)

・参加費

会員 :無料(団体会員の場合は2名まで無料。3人目以降は非会員と同額)
非会員(一般) :2000円
非会員(学生) :1000円

・申し込み方法

参加申し込み、発表申し込みともに以下のサイトよりお申込みください。
(申し込みは終了しました)
ウェブ入力が困難な方には個別に対応いたしますので、下記問い合わせ窓口までメールにてご相談ください。

締切等は、以下の通りです。
7月 2日(金) 口頭発表申込締切
7月13日(火) 口頭発表可否の通知
7月23日(金) ポスター発表申込締切
7月30日(金) 参加申込締切 8月4日に延長
8月 4日(水) 参加申込締切
8月10日(火) ポスター電子ファイル送付締切

口頭発表はお一人様一件までとします。
ただし、WG活動報告と個人の発表の双方を希望する場合にはご相談ください。
なお、口頭発表を申し込まれても,時間的制約によりポスター発表へ変更をお願いすることがございます。
ポスター発表もお一人様一件までとしますが、プログラムの都合上口頭発表からポスターに回って頂く場合にはこの限りではありません。
複数の講演申込をされる方は,取りあえず口頭発表の分を上記サイトよりお申込み頂いた上で、別途ご相談ください。

多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

プログラム(7月29日現在)

こちらからプログラムのPDFファイルをご覧いただけます。
こちらからアブストラクト集のPDFファイルをご覧いただけます。

※8月1日 発表番号を追加しました。
※8月3日 特別講演の紹介文を追加しました。
※8月13日 アブストラクト集のPDFファイルを追加しました。

8月22日(日)

【イントロ】13:00
開会

【テーマセッション】13:05-14:30(13分×6件)
・22PM1 前田昌志,吉川雄一郎,酒井和紀,熊崎博一,石黒浩,上出寛子,松浦直己
社会的対話ロボットが第4学年「夏の星」の授業に与える影響
・22PM2 上之山幸代
天文教育普及とアルパ
・22PM3 桒田敦基
「一方向コミュニケーション」のすすめ【天文×YouTube】
・22PM4 大江尚子
「天文×クラフト」ものづくりで広める「宙のある生活」
・22PM5 福澄孝博
北大総博『宇宙の4Ðシアター』館内他部門とのコラボレーション~展示との例、イベントとの例~
・22PM6 贄仁美
天文普及イベント「ヨガプラネタリウム」活動報告

【サブテーマセッション】14:45-15:30(13分×3件)
・22PM7 亀谷和久
市民天文学プロジェクト「GALAXY CRUISE」参加者の動態調査結果
・22PM8 縣秀彦
星空と”Awe”の関係性についての実証的アプローチI
・22PM9 嶋田理博
コロナ禍におけるデジタル観望会の可能性

【ポスターセッション】15:30-16:00(30分)

【特別セッション】16:00-16:45(45分)
・SP1 山崎典子氏(JAXA宇宙科学研究所 教授)
日本学術会議と天文学
日本学術会議は、科学と社会を結ぶ役割のひとつとして天文学の振興にも大きな役割を果たしてきました。
昨年の会員の任命拒否問題にも見られるように、その役割が社会に広く理解されていたとは言い難く、この一件をきっかけとしてその存在を意識され、社会的に様々な議論が行われています。日本学術会議の情報発信不足も指摘されており、学術会議内でも様々な取り組みが計画されています。
今回の講演では、特に天文学と関係の深い物理学委員会天文学・宇宙物理分科会およびIAU分科会の役割や活動について紹介し、意見交換をする機会を設けます。

【代議員総会】17:00-18:30

8月23日(月)

【一般発表】9:30-10:55(13分×6件)
・23AM1 石川勝也
YouTubeライブによる観望会
・23AM2 亀谷收
国立天文台水沢で13回実施したZ星研究調査隊
・23AM3 三品利郎
十六夜日記の月
・23AM4 陶山徹
日本初の市民による天文同好会、諏訪天文同好会の多様な活動
・23AM5 渡辺真由子
明治後期~昭和初期の教科書における天文教材の変遷
・23AM6 大西浩次
市民科学としての「長野県は宇宙県」の近代天文学史

【テーマセッション】11:05-12:00(13分×4件)
・23AM7 伊藤心
社会教育施設との連携観望会 ~セーレンプラネットの事例~
・23AM8 野寺凜
地球科学を題材とした全天周映像の製作
・23AM9 伊藤真之,関典子,工藤聡
コンテンポラリーダンスと宇宙物理:「モーション・クオリア」研究への寄与
・23AM10 嶺重慎
天文教育と手話とのコラボレーション ※天文手話検討WG活動報告

【支部会(昼休み)】12:00-13:30(90分)

【一般発表】13:30-14:40(13分×5件)
・23PM1 小林道生
Wikipediaの使い方 – 普及活動の報告と考察
・23PM2 矢治健太郎
#VirtualCAP2021 参加報告
・23PM3 加藤恒彦
天文ソフト「Mitaka」の最新機能 ~コマンド機能による自動実行番組の作成~
・23PM4 妹尾梨子
微小重力実験を利用した動画を活用したオンラインワークショップ
・23PM5 熊谷謙一
第7回プラネタリー・ディフェンス会議の報告と小惑星接近への対応

【WG報告】14:40-14:50(10分×1件)
・23PM6 三浦飛未来
若手天文教育普及WG 2020年度活動報告

【特別講演】15:00-16:00(60分)
・SP2 後藤明氏(南山大学 教授)
南太平洋における人類学と天文学の融合
南山大学で南太平洋の南島(オーストロネシア)語世界の海洋人類学、天文人類学を教えています。
講演では、講師の主なる関心事である人類の海洋進出に使われたカヌーや航海術、その背景にある神話や伝承・コスモロジー、また社会的実践として関わっているカヌールネサンス活動などについてお話しします。
さらに、日本の天文文化にも興味を持ち(著作 Cultural Astronomy of the Japanese Archipelago, Routledge, 2021)、日本古代のスターコンパスなどを作成中であること、さらにそのような成果をエアドーム式プラネタリウムを使って日本各地で行っている、市民向け活動「星空人類学」などについても触れたいと思います。

【会員全体集会】16:30-18:00(90分)

【オンライン情報交換会(懇親会)】19:00- ※企画・運営:若手天文教育普及WG

8月24日(火)

【WG報告】9:30-10:10(10分×4件)
・24AM1 鴈野重之
天文教育論文アーカイブWGの報告
・24AM2 富田晃彦
IAU天文教育コーディネータWG活動報告
・24AM3 水野孝雄
「中学理科における天文学習の各学年分散検討」WGの報告および活動延長
・24AM4 波田野聡美
Mitakaワーキンググループの活動報告と新年度活動予定

【特別講演】10:30-11:30(60分)
・SP3 坂井南美氏(理化学研究所 主任研究員)
次世代天文学 “私たち”はなぜここにいるのか?
原始太陽系環境は、はたして宇宙の中でありふれたものだったのでしょうか?新たに作られつつある原始惑星系で様々な分子が生成されていく過程を明らかにすることで、この謎に迫ろうとしています。
講演では、アルマ望遠鏡などの最先端電波望遠鏡を用いた観測結果を紹介しつつ、化学と天文学の融合の重要性についてお話しします。

【ポスターセッション】11:30-12:00(30分)

【昼休み】12:00-13:00(60分)

【一般発表】13:00-14:10(13分×5件)
・24PM1 富田晃彦
小中学校の学校教員が天文分野の授業に際して知っておきたいと思っていること
・24PM2 船越浩海
小中学生による日食の継続時間についての研究
・24PM3 松本直記
皆既月食を利用した月の距離測定実習の実施
・24PM4 岸本浩
5.26皆既月食を利用した高校生共同観測 〜月の視差から距離を求める〜
・24PM5 上田智
高等学校地学教育における先端技術教材の開発

【一般発表】14:20-15:30(13分×5件)
・24PM6 衣笠健三
長野県における星空環境保護活動 〜光害防止に係る県条例改正に向けて〜
・24PM7 齊藤真美,岩崎祥大
博士に質問!民間オンラインサービスを活用した主体的な学びと感動体験
・24PM8 松本榮次,新井しのぶ,白石恵里
天文を題材とした科学絵本の開発
・24PM9 増尾天佑,田中幹人
福岡県八女市星野村での天文教育プロジェクトの導入と実施
・24PM10 玉澤春史
天文学史教材の傾向調査

【閉会】

ポスター発表

・P1 松村雅文
Mitakaのスクリプト自動読み込みのためのシェルスクリプト
・P2 澤田幸輝
アストロツーリズムに対する国際間の認識ギャップに注目した意識調査 ―日本、中国、NZ在住者を対象に
・P3 竹内幹蔵
半月と満月の間の月の名前を募集した結果
・P4 兵頭健一
地元スイーツ店の特製スイーツ+天体写真展のコラボ企画
・P5 縣秀彦
活動報告:天文用語検討・活用WG
・P6 伊藤芳春
市街地での星空観察のためのステラフードの製作

後援

国立天文台、日本地学教育学会、日本プラネタリウム協議会(JPA)、日本理科教育学会、日本惑星科学会、東亜天文学会(OAA)、日本公開天文台協会(JAPOS)

協賛

下のバナーをクリックすると、協賛企業等のページを見ることができます。

アストロアーツ

ビクセン

五藤テレスコープ

恒星社厚生閣

お問い合わせ

メールアドレス:nenkai【あっと】tenkyo.net

実行委員会

鴈野重之(実行委員長)、浅見奈緒子、金光理、桒田敦基、高畠規子、田中里佳、仲野誠、中山健二、波田野聡美、服部昌之、平松正顕、松岡義一、矢治健太郎