第31回天文教育研究会 2017年天文教育普及研究会年会

2017年天文教育普及研究会年会のお知らせ(第三報)  (2017年7月27日更新)

西村昌能(年会実行委員長)

 

第31回天文教育研究会・2017年天文教育普及研究会年会のご案内(会誌版第三報)

研究会webページ https://tenkyo.net/activity/annual/2017/

主 催:天文教育普及研究会

後 援:京都府教育委員会、京都市教育委員会、日本天文学会、日本地学教育学会、日本理科教育学会、日本惑星科学会、日本プラネタリウム協議会、日本公開天文台協会、全国科学博物館協議会

対 象:学校教育機関、社会教育機関、一般の天文普及活動などで天文の教育・普及に携わっている人、あるいは関心のある人、および天文教育普及研究会会員

趣 旨:天文教育の振興および天文教育普及活動の推進

日 時:2017年8月6日(日)午後1時から8日(火)午後3時(予定)まで 2泊3日

会場及び宿舎:西本願寺 聞法会館 http://monbou.jp/ 電話:075-342-1122

〒600-8357 京都市下京区堀川通花屋町上る柿本町600-1

 

〔会場へのアクセス〕

最寄駅: JR京都駅

市バスご利用の場合 9、28、75号系統「西本願寺前」下車 進行方向(北)に徒歩5分 タクシーで5分、徒歩では京都駅から15分です。

 

〔メインテーマ〕

「アクティブ・ラーニングで天文教育・普及 ~主体的・対話的で深い学びを目指して~」

今年の年会は、今、学校教育で避けて通れぬ状況になっているアクティブ・ラーニング(AL)を取り上げます。小学校・中学校・大学へと続き、受験改革で高等学校でも必須の授業法となると思われます。

2017年2月14日、文部科学省は、学習指導要領改定案を公表しました。その中に「アクティブ・ラーニング」の考えを踏まえた「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」の文言が全教科に入りました。

ALは児童・生徒の学びを取り戻し、深く考えることのできる市民を育てていく取組としてかなり以前から様々な草の根の研究活動・実践活動が授業や学校改革の中で進められてきました。そこで、すでに実践事例の多い小学校からの報告を手始めに、各校種の実践者を交えたパネルディスカッションを企画します。さらに、天文教育というカテゴリーの中でのAL活動の場としての天文台の報告セッションと、公募による講演セッションとワークショップ形式でのALの実践交流を計画しています。

さらに、古都京都での開催ということもあり、最終日には「古天文学セッション」を設け、エクスカーションとして「京都天文学千年街道」ツアーを用意しました。

〔参加費〕 ※ 事前申込は7月末に締め切ります。

一 般(会員) 当日払い4,000円

学 生(会員) 当日払い1,000円

非会員     上記金額に+1,000円(集録代にあてます)

高校生以下   非会員を問わず無料

 

〔エクスカーション(最終日研究会終了後)〕

先に募集しました円光寺・梅林寺コースは好評の内に定員に達しました。ありがとうございました。(このコースの出発と解散時刻と場所:8月8日15時30分 聞法会館発 17時 現地解散です。当日、費用2500円(資料代、往路のタクシー代金、保険料込)を頂きます。)

そこで新しく大将軍八神社コースを下記のように追加いたしました。

エクスカーション名 大将軍八神社コース

出発と解散時刻と場所:8月8日15時30分 聞法会館発 17時 現地解散

現地まではタクシーで移動します。

費用:往路資料代金、タクシー代、宝物殿拝観料保険代込みで2500円

(当日お支払いください)

案内者(天文博士):京都大学名誉教授 小山勝二さん、京都天文学千年街道実行委員会副

委員長(京都情報大学院准教授)青木成一郎さん

内容:大将軍八神社は平安遷都の時できた神社です。陰陽道の神像や渋川春海作の天球儀を

見学します。

大将軍八神社のHP http://www.daishogun.or.jp/

定員 30名 先着順で受け付けます。

申込先:2017 meeting「あっと」tenkyo.net

※ 申込WEBからはエクスカーションを申し込めませんのでご注意ください。

ご質問も申込先からお受けいたします。

 

〔プログラム〕

多くの講演申し込みをありがとうございます。嬉しい悲鳴というところですが、使える時間が限られていますことから、口頭発表の時間を1人あたり12分(講演時間9分、質疑応答3分)とさせていただきました。昨年と同じ講演時間ではありますが、例年の講演時間よりは短くなります。ご了承ください。発表の方はご準備及び時間厳守へのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

以下のプログラムは、7月10日現在のものです。最終確定になるまでに若干の変更が行われる可能性があります。確定プログラムは、年会のホームページに掲載いたします。

 

・口頭発表をされる方へ

会場ではプロジェクター接続が可能です。コンピューターを使用される方はVGAまたはHDMI接続にてご利用いただけます。当日、会場には事務局側でパソコンをご用意いたしま

すが、特に音声や動画などを含む発表を行う場合には、ご自身のコンピューターをご利用いただくことを強くお勧めいたします。その場合には休み時間等を用いて、必ず接続のチェックをお願いいたします。

 

口頭講演プログラム

(特に断りの無い限り9分講演+3分質疑となります。7月27日現在のものでこれから配布される天文教育7月号より新しくなっています。)

 

○1日目(8月6日)

受付 聞法会館2階ロビー 12:30-13:00

 

〔イントロ+特別講演〕座長:中串孝志

13:00    西村昌能                      はじめに(5分)

13:05    佐々木貴教(京都大学)※招待講演(36分+9分)

系外惑星最前線 ~「第二の地球」を探して~

 

〔一般発表1〕5件

13:50    福江 純(大阪教育大学)

継続は力なり1:大阪教育大学の高校生向けイベントなど

14:02    松本 桂(大阪教育大学)

継続は力なり2: 大阪教育大学の市民観望会など

14:14    杉浦裕紀(大阪教育大学)

ジオ・カーニバルにおける大阪教育大学天文学研究室の取り組み

14:26    小路口直冬(大阪教育大学)

奈良県広陵町立真美ケ丘中学校における出張観望会

14:38    西村一洋(枚方市野外活動センター)

小中学校天文分野の指導例・実践例 ―天教ウェブで公開〈提案〉―

14:50    休憩・ポスタータイム(20分)

 

〔一般発表2〕8件 座長:蜂屋正雄

15:10    寺薗淳也(会津大学)

インターネットにおける広報の教訓

〜月探査情報ステーション、リニューアル 1年目から見えてきたこと〜

15:22    松村雅文(香川大学)

プラネタリウムを用いた天文教育:Mitakaによる金星の学習の可能性

15:34    富田晃彦(和歌山大学)

スペース・スクープ・ジャパンの取り組み

15:46    水野孝雄

中学3年集中の天文学習を各学年に分散検討

15:58    宮下 敦(成蹊中学高等学校)

中学校理科における金星満ち欠け教材について

16:10    直井雅文(埼玉県立浦和高等学校)

簡易自作分光器を使った高校における課題研究の充実 その2

16:22    作花一志(京都情報大学院大学)

銀河フェスティバル実施報告

16:34    中串孝志(和歌山大学)

ジオパークにおける天文的アクティビティの提案

16:46    休憩・ポスタータイム(24分)

17:10    法人化に関する全体議論(50分)

18:00    運営委員会(90分)

 

○2日目(8月7日)

受付 9:00開始

 

〔一般発表3〕5件 座長:西村一洋

9:15    鴈野重之(九州産業大学)

大学における天文学シラバス調査

9:27    加藤恒彦(国立天文台)

Mitakaによるバーチャルリアリティ宇宙体験

9:39     伊藤真之(神戸大学)

宇宙教育に関する教員へのアンケート調査結果とMitaka for VRを利

用した教育プログラムの試み

9:51     嶺重 慎(京都大学)

天文手話WGの活動

10:03    鈴木文二

ゴッホの見た星

10:15    小休憩(15分)

 

〔メインテーマセッション〕座長:富田晃彦

10:30    西村昌能(24分+6分)

総説(アクティブ・ラーニングを天文教育にどう活かすか。)

11:00    パネルディスカッション「アクティブ・ラーニング」(仮題)(60分)

コーディネータ 有本淳一(京都市立京都工学院高等学校)

パネリスト

小学校 前田昌志(三重大学教育学部附属小学校)

中学校 山田隆文(奈良県立青翔中学校・高等学校)

高 校 水野翔太(京都市立堀川高等学校)

大 学 富田晃彦(和歌山大学)

12:00    昼休み・支部会・ポスタータイム(60分)

13:00    ワークショップ(説明+実演)(90分)会場:多目的ホール

コーディネータ 中野英之(京都教育大学)

ワークショップ一覧

1.波田野聡美(国立天文台)           Mitakaと連携して行う立体星図工作

2.松本直記(慶應義塾高等学校) 銀河系中心大質量ブラックホールの質量

を求めてみよう

3.縣 秀彦(国立天文台)              「君もガリレオ!」ワークショップ

4.船越浩海(ハートピア安八)    月と日食のペーパークラフト

5.小田木洋子(京都大学)             デジタル立体地球儀でみる地球と惑星‐見て触って作る

6.足立 耀(愛知教育大学)             Mitakaを利用した金星の満ち欠け指導

7.鴨部麻衣(京都大学)      みんなで作るバタフライダイアグラム

 

〔メインテーマセッション一般講演〕4件 座長:穂積正人

14:30    山道千賀子(大阪教育大学)

高校地学・高校物理におけるスペクトル教材の作成

14:42    篠原秀雄(草加東高校)

グローバル・サイエンス・オペラ ワークショップの報告

14:54    津村耕司(東北大学)

「もしも君が杜の都で天文学者になったら2016(もし天2016)」の活動報告

15:06    高畠規子(国立天文台)

天文台のあるまち・みたかの取り組み ~星と森と絵本の家のテーマ展示~

15:18    小休憩(12分)

 

〔特別講演+ポスター1分講演〕座長:中道晶香

15:30    真貝寿明(大阪工業大学)※招待講演(36分+9分)

重力波 ~直接観測の意義と展望~

16:15    ポスター紹介1分講演 8 件(8分)

16:23  小休憩(7分)+総会準備

16:30    天文教育普及研究会 総会(90分)

18:00    情報交換会(120分)会場:多目的ホール

 

○3日目(8月8日)

受付8:45開始

〔一般発表4〕6件 座長:成田 直

9:00  矢治健太郎(国立天文台)

「世界天文コミュニケーション会議 2018 in 福岡」に参加しよう

9:12    若月 聡(東京理科大学)

科学技術系人材育成における天文の役割に関する考察

9:24     高梨直紘(東京大学・天プラ)

天文学普及プロジェクト「天プラ」の活動

9:36    瓜生こずえ(天プラ・NPO法人小さな天文学者の会)

「六本木天文クラブ」活動報告

9:48    伊藤智子(子ども宇宙アカデミー)

フツーのオバちゃんが始めた「子ども宇宙アカデミー」

10:00    小林 弘(総合研究大学院大学/国立天文台)

無関心層をターゲットとした天文普及活動

10:12    小休憩(13分)

 

〔天文台セッション〕座長:嶺重 慎

10:25    本田敏志(兵庫県立大学)※招待講演(20分+5分)

兵庫県立大学西はりま天文台の教育利用について

10:50    中道晶香(京都産業大学/京都虹光房アストロ・アカデミア)

京都産業大学 神山天文台 の学校利用   ※招待講演(20分+5分)

11:15    阪本麻裕(京都産業大学)

神山天文台サポートチームの活動事例紹介

11:27    野上大作(京都大学)※招待講演(20分+5分)

京都大学 花山天文台でのアクティブ・ラーニング

11:52    安達 誠(NPO法人花山星空ネットワーク)※招待講演(15分+5分)

花山天文台での天文普及活動

 

12:12    昼休み・ポスタータイム(58分)

 

〔古天文学セッション〕6件 座長:作花一志

13:10    早川尚志(大阪大学)※招待講演(20分+5分)

歴史文献で遡る太陽活動

13:35    河村聡人(京都大学)

古文献におけるオーロラと大気光学現象

13:47    玉澤春史(京都大学)

オープンサイエンスの実験場としての歴史文献天文学

13:59    和田浩一(星のソムリエ京都)

日本初の天体観望会が行われた伏見黄華堂から派生する多元的展開における価値に

ついて

14:11    松尾 厚(山口県立博物館)

日本天文学会「日本天文遺産」顕彰制度

14:23    青木成一郎(京都情報大学院大学)

古の天文観測と現代天文学研究の繋がりを学ぶツアー「京都千年天文学街道」

 

14:35    縣 秀彦(国立天文台)(30分)まとめのディスカッション

15:05    クロージング(事務連絡)

15:15    セッション終了

15:30    オプショナルツアー     集合場所は会場にて案内。出発前に料金を徴収します。

 

〔ポスター一覧〕

1.松本誠樹                           波束と波数

2.加藤美帆(大阪教育大学)教員養成系の学生に対する初等理科天文分野の理解度調査と学習法の検討 ~地学ワークブック作成へ向けて~

3.仲野 誠(大分大学)           OSSフェスタにおける実験講座ー若い星を見つけよう

4.大江尚子(宙座工房TeruTeruZa/SORACUL)

天文クラフトの作品紹介とワークショップ実施報告

5.渡辺謙仁(北海道大学) コスプレイヤーとの共創による天文普及

6.佐々木悠朝(八千代松陰中学・高等学校)

高校理科教育における利用に向けた可搬式木星電波受信システムの開発

7.穂積正人(兵庫県立舞子高校)天文教育と地域貢献

8.國友有与志(仙台市天文台) 新学習指導要領へ向けた、現行の天文台学習の課題と改善案–仙台市天文台の事例報告 –

 

 

〔情報の更新について〕

学会のホームページは天文教育普及研究会公式ウェブ内の以下のURLとなります。随時情報は更新されますので、ウェブページをチェックしておいてください。

第31回天文教育研究会 2017年天文教育普及研究会年会

また、更新情報はTenkyoメーリングリストで随時送信してお知らせいたします。

 

〔お問い合わせ先〕

ご不明な点は、以下のアドレスまでメールでお問い合わせください。

2017 meeting「あっと」tenkyo.net

 

——————————————

 

エクスカーションの追加のお知らせ (2017年6月27日更新)

天文教育研究会・天文教育普及研究会年会にご参加ご希望のみなさま
実行委員長の西村昌能です。

たくさんの方からお申し込みを頂きありがとうございます。

さて、8月8日のエクスカーションがすぐに定員に達しまして、京都の古天文学について、皆さんの関心の高さがわかった次第です。
また、エクスカーションの追加は無いのかとのお尋ねをたくさん頂きました。
そこで、実行委員会としては、NPO法人花山星空ネットワークの京都天文学千年街道の皆さんの協力を得まして
次のコースを追加で実施する計画を立て、募集することにいたしました。

エクスカーション名 「大将軍八神社コース」

出発と解散時刻と場所:8月8日15時30分 聞法会館発 17時 現地解散

現地まではタクシーで移動します。

費用:タクシー代、宝物殿拝観料込みで2500円 (当日お支払いください)

案内者(天文博士):京都大学大学院理学研究科名誉教授 小山勝二さん、
京都天文学千年街道実行委員会副委員長(京都情報大学院准教授)青木成一郎さん

内容:大将軍八神社は平安遷都の時できた神社です。陰陽道の神像や渋川春海作の天球儀を見学します。

大将軍八神社のHP http://www.daishogun.or.jp/
定員 30名 先着順で受け付けます。
最小開催人数5名
申込先:2017 meeting「あっと」tenkyo.net
※申込WEBからはエクスカーションを申し込めませんのでご注意ください。
ご質問も申込先からお受けいたします。

2017年天文教育普及研究会年会のお知らせ(第二報)

西村昌能(年会実行委員長)

第31回天文教育研究会・2017年天文教育普及研究会年会の担当は近畿支部です。近畿支部らしさということで、京都で開催することになりました。京都では、2009年に第23回天文教育研究会・天文教育普及研究会年会が開催されています。今回の会場も、2009年と同じ西本願寺聞法会館(もんぼうかいかん)です。西本願寺は浄土真宗本願寺派の総本山で、「国の史跡」であり、境内には国宝や重要文化財の建築物があります。また、「古都京都の文化財」として世界遺産に指定されています。

さて、今回は、ずばり教育に関するテーマをメインに据えましたので、サブテーマを設けていません。一般講演で工夫をしていくつかのセッションを作って行きたいと考えています。

そのメインテーマは、昨今、教育界で話題に上がることの多いアクティブ・ラーニングです。教育について天文教育の立場からどのような取組を進められるか、実践報告を交え、皆さんの取組を交流していければと考えています。是非、皆さんの実践報告・研究事例をお持ちよりください。

さて、ご存じのように、京都を訪れる観光客は昨年過去最高の5,500万人を越え、8月の宿泊者数は1年で最も多い1,200万人を越えました。この状況は、この夏も変わらないと思われますので、年会を合宿型にし、宿泊の不便をなくすようにしました。しかし、客室定員にも限りがありますので、お早めに計画を立てていただき、早期の申し込みをお願いしたいと思います。

また、エクスカーションは千年の天文学のふるさと京都らしいコースをNPO法人花山星空ネットワークに協力をいただいて実施することを予定しています。

 

*  *  *  *  *

 

第31回天文教育研究会・2017年天文教育普及研究会年会のご案内(第二報)

主 催:天文教育普及研究会

後 援(予定を含む):京都府教育委員会、京都市教育委員会、日本天文学会、日本地学教育学会、日本理科教育学会、日本惑星科学会、日本プラネタリウム協議会、日本公開天文台協会

対 象:学校教育機関、社会教育機関、一般の天文普及活動などで天文の教育・普及に携わっている人、あるいは関心のある人、および天文教育普及研究会会員

趣 旨:天文教育の振興および天文教育普及活動の推進

日 時:2017年8月6日(日)午後1時から8日(火)午後3時頃(予定)まで 2泊3日

会場及び宿舎:西本願寺 聞法会館 http://monbou.jp/ 電話:075-342-1122

〒600-8357 京都市下京区堀川通花屋町上る柿本町600-1(京都駅からタクシー5分、徒歩15分)

※100名分の宿泊部屋を確保しています。各自で別の宿舎を取られて参加していただくことも可能です。なお、お部屋は4人もしくは5人の男女別の相部屋です。

メインテーマ:

「アクティブ・ラーニングで天文教育・普及 ~主体的・対話的で深い学びを目指して~」

今年の年会は、今、学校教育で避けて通れぬ状況になっているアクティブ・ラーニング(AL)を取り上げます。小学校・中学校・大学へと続き、受験改革で高等学校でも必須の授業法となると思われます。

2017年2月14日、文部科学省は、学習指導要領改定案を公表しました。その中に「アクティブ・ラーニング」の考えを踏まえた「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」の文言が全教科に入りました。

ALは児童・生徒の学びを取り戻し、深く考えることのできる市民を育てていく取組としてかなり以前から様々な草の根の研究活動・実践活動が授業や学校改革の中で進められてきました。そこで、すでに実践事例の多い小学校からの報告を手始めに、各校種の実践者を交えたパネルディスカッションを企画します。さらに、天文教育というカテゴリーの中でのAL活動の場としての天文台の報告セッションと、公募による講演セッションとワークショップ形式でのALの実践交流を計画しています。ワークショップでは、ALに関する授業法の実践報告・紹介・解説や、小道具・ポスターで授業者が10名程度の聴衆を生徒にして授業実演・画像の提示・実物紹介などをして頂こうと計画しています。

〔メインテーマセッション(2日目午前・午後を予定)〕

①総説(趣旨説明):西村昌能

②パネルディスカッション(コーディネータ・司会 有本淳一)

パネリスト(*は予定)

小学校 蜂屋正雄*(草津市立矢倉小学校)、成田 直*(川西市立北陵小学校)

中学校 山田隆文*(奈良県立青翔中学校・高等学校)

高 校 西村昌能、水野翔太*(京都市立堀川高校)

大 学 富田晃彦*(和歌山大学)

③ワークショップ(公募、コーディネータ 中野英之)

ALに関するワークショップを募集します。授業の公開や開発した教材などを演示実験や工作実習などを通して参加者に体験していただくものです。

※火や水は使えません。また、こちらで用意できるのは机(2机程度)と椅子のみです。

その他の用具については、プレゼンターのほうでご用意ください。

④メインテーマに関する一般講演(公募)

メインテーマに関する口頭発表・ポスター発表を募集します。

〔天文台セッション~課外学習型探究活動ALの場として~(最終日午前を予定)〕

招待講演者(*は予定)

・西はりま天文台:本田敏志*

・京都産業大学神山天文台:中道晶香

・京都大学の取り組み:野上大作*

・NPO 法人花山星空ネットワークの取組:安達 誠

〔天文学最前線(初日および2日目午後を予定)〕

天文学最前線として現場で役立つ最新研究の紹介を研究者の方々にお願いしています。

「系外惑星最前線 〜「第二の地球」を探して〜」講師:佐々木貴教氏(京都大学)

「重力波」講師:真貝寿明氏(大阪工業大学)

なお、招待講演者・パネリストについては現状調整中で今後変更される可能性があります。

 

〔古天文学セッション(最終日午後を予定)〕

千年の都・京都にふさわしく古天文学、天文学史、天文歴史に関した普及活動などの発表の場をまとめたいと考えています。講演(口頭発表・ポスター発表)の応募をお待ちしています。

 

〔エクスカーション(最終日研究会終了後)〕

研究会終了後に江戸時代の貞享暦および宝暦暦改暦時の渋川春海、土御門家の陰陽師の天文観測遺跡がある円光寺・梅林寺を訪問します。聞法会館を15:30にタクシーで出発し、現地(西大路駅近く)解散予定は17時です。申込Webでお申し込みください。8月8日に参加費(資料代、タクシー代、保険代を含む)2,500円を徴収します。なお、会場の都合で先着順20名とします。

 

〔講演募集について〕

会場と時間の都合上、一般講演は(メインテーマ・各セッションに関わるものであるか否かにかかわらず)、口頭発表(講演12分と質疑3分)、ポスター発表(A0版程度1枚)、ワークショップのいずれか一つとさせていただきます。ただし、発表者が所属する組織(学校や施設など)を代表しての活動紹介と、個人活動に関する講演をご希望のケースでは、口頭発表・ポスター発表それぞれ1件、併せて2件までの講演が可能になる場合もありますので、必ず申し込み締切前に年会実行委員会までご相談ください。なお、口頭発表の申し込みが多数の場合は、ポスター発表に変更あるいは発表時間の短縮をお願いすることもあります。あらかじめご容赦ください。

メインテーマセッションでの講演を希望される方は、口頭発表、ワークショップ(1時間半程度、ミニ口頭講演(3分)付き)、ポスター発表から一つお選びください。

会場ではプロジェクター接続が可能です。コンピューターを使用される方はVGAまたはHDMI接続にてご利用いただけます。当日、会場には事務局側でパソコンをご用意いたしますが、特に音声や動画などを含む発表を行う場合には、ご自身のコンピューターを使用していただくことを強くお勧めいたします。その場合には時間のロスのないようあらかじめ接続テストをお願いします。

 

〔参加費〕

一 般(会員) 3,000円(7月31日まで) 当日払い4,000円

学 生(会員) 無料  (7月31日まで) 当日払い1,000円

非会員     上記金額に+1,000円(集録代にあてます)

高校生以下   非会員を問わず無料

参加費は、できる限りWeb申し込みの事前支払いにご協力をお願いします。やむを得ないご事情の場合、当日支払も受付けいたします。

 

〔情報交換会(懇親会)〕

会期2日目の8月7日(月)の夜に、聞法会館の多目的室で情報交換会を実施します。

なお、懇親会につきましても、参加・宿泊と同時に受付をいたします。また、原則として高校生以下の参加はできません。

参加費: 5,000 円(一般/学生とも)

 

〔参加申し込み〕

申込先アドレス

http://u0u0.net/CKqa

データ整理の都合上、できるだけWebでの参加申し込み・講演申し込みにご協力をお願いします。また、参加費・宿泊・昼食弁当・情報交換会(懇親会)・会場までの交通の申し込みと支払いは(株)日本旅行が行います。以下の流れに沿って、期限までに申し込みと支払いをお願いします。

(1)http://u0u0.net/CKqa に用意された申し込みページにて、参加申し込み・講演申し込みを行ってください。

(2)そのまま、(株)日本旅行の運営する Apollonシステムにリンクされていますので、そこで参加費・宿泊等の申し込みを行ってください。

(3)(株)日本旅行より、Apollonシステムにて案内がありますので、銀行振込にて、参加費等の支払いをお願いします。

◆申し込み〔講演・宿泊・昼食弁当・情報交換会(懇親会)出席のいずれかがある場合〕: 6月30日(金)まで

◆申し込み(参加のみの場合):7月31日(月)まで

 

〔宿泊代金について〕

8月6日の宿泊代金 1泊2食付き 9,780円

8月7日の宿泊代金 1泊朝食付き 7,280円

8月7日の情報交換会(懇親会)飲み放題付き 5,000円(一般・学生とも)

弁当 1,080円/日(8月7日、8月8日)会場周辺に昼食をおとり頂ける場所が限られているため、弁当の斡旋をします。なお、ミニローソンが会場から徒歩5分の場所にあります。

また、参加費・宿泊費・情報交換会費・弁当・旅行費用の口座振込手数料、交通チケットの郵送代金も申し込み者負担とさせていただきます。ご負担をおかけしますが、円滑な年会運営にご協力ください。

 

〔キャンセルについて〕

7日前~4日前ご宿泊代・交通費・懇親会費・参加費の20%、3日前~2日前30%、前日40%、当日50%、当日無連絡100%のキャンセル料金が発生いたします。弁当は3日前まで・参加費は一週間前以降返金ができません。詳しくは申込Web・Apollonシステムをご覧ください。なお、返金の場合、その振込手数料は、返金額から差し引きさせて頂きます。キャンセルのお申し出は日本旅行が受付けいたします。(旅行社の休業日である土日祝は受付できませんので、その前日までとなります。)

 

〔今後の予定など〕

お申し込みいただいた内容に基づいた最終的なご案内につきましては、「天文教育」7月号にてリリースの予定ですが、7月号の原稿締切日と講演申し込み期限が前後するため、最終案内はHPやMLでプログラムなどをご案内いたします。なお、年会のHPは天文教育普及研究会公式HP(https://tenkyo.net)上に設置されます。随時情報は更新されますので、HPをチェックしてください。また、更新情報は本会HPの他、TenkyoMLでの随時の発信、ソーシャルネットワーク(ツイッター、フェイスブックなど)も活用予定です。

 

〔実行委員会構成〕

実行委員長:西村昌能

実行委員(50音順):有本淳一(京都市立京都工学院高等学校)、石井優子(明石市立天文科学館)、石坂千春(大阪市立科学館)、伊藤真之(神戸大学)、株本訓久(武庫川女子大学)、佐藤祐介(和歌山大学)、作花一志(京都情報大学院大学)、真貝寿明(大阪工業大学)、富田晃彦(和歌山大学)、中串孝志(和歌山大学)、中野英之(京都教育大学)、中道晶香(京都産業大学)、成田 直(川西市立北陵小学校)、野上大作(京都大学)、西村一洋(枚方市野外活動センター)、蜂屋正雄(草津市立矢倉小学校)、穂積正人(兵庫県立舞子高等学校)、嶺重 慎(京都大学)、山田隆文(奈良県立青翔中学校・高等学校)、山内茂雄(奈良女子大学)、安田岳志(姫路科学館)

 

〔お問い合わせ先〕

ご不明な点やweb上の不都合な点がありましたら、以下のアドレスまでメールでお問い合わせください。

2017 meeting@tenkyo.net