2019/10/2 14:34PM
Category: 東北支部

2019年度東北支部研究会のお知らせ(第2報)

第1報にてお知らせしました通り、2019年度の東北支部研究会を、11月2〜3日、福島県会津若松市の会津大学で開催いたします。
遅くなりました、会の詳細が決定しましたので、第2報としてお知らせするとともに、参加お申込みを開始いたします。

○今回の支部研究会の特徴
今回の支部会は特別講演を2つご用意しました。
1つは、本学(会津大学)にて「はやぶさ2」計画に携わり、この4月に設立された宇宙情報科学研究センター長も務める出村裕英先生による、「はやぶさ2」に関する講演です(題名未定)。すでに探査機自身は現地での探査計画をほぼ終了し、帰還の日が迫ってきていますが、講演ではこの「はやぶさ2」ミッション全体やその特徴、会津大学や福島との関わりについてご講演いただく予定です。
もうお1人は、国立天文台水沢の田崎文得さんです。今年話題になった「ブラックホールの可視化」に貢献したEHT(イベント・ホライズン・テレスコープ)のメンバーでもあり、この世紀の大発見についてのお話が伺えるのではないでしょうか(同じく題名未定)。

今回はこのようなお2人を特別講演として招くこともあり、全体テーマとして

「天文学・惑星科学の最前線東北から教育・普及の鍵を探る」

と設定しました。広い東北には天文・宇宙開発・惑星科学など多くの分野に挑んでいる大学・研究機関があります。そういった幅広い方向性から、東北ならではの天文教育・普及の道が探れるのではないか。そのような思いでテーマを名付けております。
なお、発表を申し込まれる際、このテーマの中でなければならない、ということはありません。皆様の活動内容をどしどし発表して下さい。そのことがまさに東北ならではの天文教育・普及の道を広げることにつながると思います。

○会場
会場は私(支部長=寺薗)が勤務する会津大学です。1993年に開学して以来、コンピュータ・サイエンスに特化した大学として独自の地位を築き、近年では文部科学省の「スーパーグローバル大学」に選出され、大学ランキングで上位に位置するようになるなど、小さいながらも全国から注目を集めています。
昔から会津地域は教育が盛んで、会津藩は藩校日新館を持ち、そこでは全国でも珍しい藩校の天文台がありました。現在、日新館の天文台あとは江戸時代の天文台の以降の中で唯一現在まで残っているもので、日本天文遺産にも認定されています。
長い歴史をもつ会津に誕生した最先端の大学で、天文教育・普及について大いに議論しましょう。
※会場は大学内の教室のいずれかを予定していますが、参加人数や発表の多寡により調整する予定ですので、第3報で確定した場所をお知らせいたします。
※大学までのアクセスについては上記、大学のウェブサイトをご覧下さい。なお、大学は会津若松駅から若干離れております。
※自家用車でのアクセスも可能です。

○懇親会(情報交換会)
懇親会(情報交換会)は、2日夜、会津若松の居酒屋「籠太」(かごた)にて行います。
籠太は私(支部長=寺薗)の行きつけの飲み屋さんでもありますが、会津若松でも一、二を争う名店であり、実は全国でも屈指の知名度を誇る居酒屋さんでもあります。絶品の会津の地元料理、大将の腕が生かされた日本、そして世界の料理、そしてなんといっても、7年連続で全国日本酒鑑評会で金賞を受賞している福島のお酒(その中でも会津のお酒が受賞作の大多数を占めています)を楽しみながら、天文教育・普及の話に花を咲かせて下さい。
※時間は現時点では18時30分スタートを予定しておりますが、プログラム設定次第では若干前後することがございます。第3報にて詳細をお知らせいたします。
※現地までの交通手段は未定です。もし自家用車で来られる方で相乗りをしていただいても構わない方は、当日お申し出下さい。
※懇親会(情報交換会)は会費制です。現在5,000円を考えております。

○参加お申込み
参加のお申込みはインターネットのフォームにより受け付けます。以下のフォームにアクセスして下さい。

https://moonstation.jp/fy2019-tenkyo-tohoku

(スマートフォンからでもアクセスできます)
フォームにアクセス後、画面の指示に従って必要事項を入力して下さい。

○お申込みの締め切り
お申込みの締切は以下の通りです。
※発表がある方…10月21日
※発表がない方…10月28日
10月21日の週には、プログラム、詳細な開催場所やアクセス方法などをまとめた第3報をお送りする予定です。

11月2〜3日は、会津若松周辺は紅葉が美しい季節です。そのため、宿泊施設などの混雑も予想されます。
すでにかなりの宿が埋まってしまっております。郡山に宿泊しての往復や近隣温泉(東山温泉、芦ノ牧温泉)への宿泊もご検討下さい。

○お問い合わせ
支部長(寺薗) terazono@u-aizu.ac.jp までお問い合わせ下さい。