1. バリアフリー本の出版

● 「ねえおそらのあれなあに」

    「ねえおそらのあれなあに」表紙 星の語り部 作、三井ヤスシ 絵、NPO法人ユニバーサルデザイン絵本センター 発行(2010年11月)
    山梨県立科学館サイエンスシップクルー「星の語り部」がNPO法人ユニバーサルデザイン絵本センターとの共同作業により出版されたユニバーサル絵本。全国の盲学校に寄付されました。

● 「宇宙と私たち ― 天文学入門ジュニア編」

    「宇宙と私たち ― 天文学入門ジュニア編」表紙 嶺重慎・高橋淳 著、京都大学大学院理学研究科 監修、読書工房 発行(2011年3月)
    大学生を対象とした「マルチモーダル図書 天文学入門 ― 宇宙と私たち」(嶺重慎・高橋淳 著、国立大学法人筑波技術大学 監修・発行)のジュニア版(中高生対象)。「天文学入門」同様、墨字版、点字版、音声版、電子ブックの異なる4形式で制作されました。2011年8月に全国の盲学校・視覚特別支援学校に配布され、現在市販中です(活字版は読書工房から、点字版、音声版は桜雲会から)。

● 「ホシオくん 天文台へゆく」

    「ホシオくん 天文台へゆく」表紙 高橋淳・坂井治・嶺重慎著、読書工房 発行(2012年3月)
    小学生向け。2011年2月刊行の福音館書店の科学絵本雑誌「大きなポケット」に所蔵された書き下ろしの物語がベースとなっています。それをユニバーサルデザイン仕様に作り替え、あわせて、点字版と音声版も制作されました。2012年春から市販中(活字版は読書工房から、点字版、音声版は桜雲会から。活字版・点図抜粋版・音声版をセットとしたバリューセットを読書工房が販売中)。

2. イベント(プラネタリウム・ワークショップ等)

● 「星の語り部」による「天文手話」ワークショップ、点図等を使ったプラネタリウム

  • 2011年1月 プラネタリウムワークショップ「いろいろな人と星でコミュニケーション」
    第1回:竜のおとし子星の会の飯塚さんにお越しいただき、「天文手話」を考えるワークショップを行いました。
    第2回:全盲の藤原晴美さんにお越しいただき、指で星の位置を測るなどしながら、星を感じる時間を共有しました。
  • 2011年1月 プラネタリウムフェスティバル
    点図、手話を使いながら、見えない人たち、聴こえない人たちも一緒に楽しむ投影を行いました。
  • 2011年7~8月 夕涼み投影「ねえおそらのあれなあに」
    ユニバーサルデザイン絵本「ねえおそらのあれなあに」のプラネタリウム版を制作し投影しました。投影時に点図を使用しています。
  • 2012年7~8月 夕涼み投影「指でたどる夏の星空」
    全篇手話つきの投影。途中で点図で星をたどったり、指で星の並びをつくってみたり、星座手話を考えてもらったり・・と参加型のプラネタリウム番組を実施しました。

● つくば市民大学

    市民(citizen)が講座を持ち寄ってつくる学びの場「つくば市民大学」の「ダイバシティ学科」の中で、障害のある人とない人とが"ともに"楽しく学ぶにはどうしたらいいかを積極的に試みてみる、「いっしょに楽習会」講座を開催しています。天文に関して"ともに"学ぶ講座を,これまでに3回行いました(2010年9月、2012年4月、2012年7月)。つくば市民大学のサイト、右上の検索欄で「天文」で検索してください。各講座案内から当日の報告もご覧いただけます。

3. 関連集録とサイト

3.1. 「星の語り部」

3.2. 「マルチモーダル図書 天文学入門 ― 宇宙と私たち」

  • 集録1:天文学図書における天体写真の点図化について 〜その方法と課題〜(久部幸次郎・久部悦子)
  • 集録2:「天文学入門」出前授業をお受けして 〜デジタル教材作成の必要性について〜(小池貴之)

3.3. 「ホシオくん 天文台へゆく」

3.4. つくば市民大学

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