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天文教育普及研究会 関東支部会の開催について
(開催日2007/6/17)
 (第2報) 

(2007/6/6更新)

※終了しました※

主催:天文教育普及研究会 関東支部
共催:天文教育普及研究会 ユニバーサルデザインワーキンググループ
   日本プラネタリウム協議会

  天文教育普及研究会関東支部では,山梨県立科学館をメイン会場とし,「ユニバーサルデザイン天文教育」をテーマに,支部集会を開催します。
 宇宙を知ることは,世代や性別,国,宗教,健常者・障がい者の別を問わず,誰でも等しく享受できるものであるべきです。しかし残念ながら,今日十分に共有できていない現状もあるようで,特に,視覚に障がいをもつ方々が宇宙を理解することにおいては,適切な資料やプログラムも十分に整理されておらず,「ユニバーサル(誰にとっても)」という言葉からはまだまだ遠い距離にあるようです。
 今回の支部集会では,天文教育におけるユニバーサルデザインについての情報を共有し,よりよい天文教育普及環境の整備のきっかけづくりをしたいと思っています。
 また,若干ではありますが,「ユニバーサルデザイン天文教育」をキーワードとした一般の研究発表を募集します。障がい者教育にとらわれることなく,多くのタイプの人々が共有できる天文教育のありかたについての研究を発表頂ければ幸いです。
 会員・非会員を問わず参加いただけます。多数の参加をお待ちしております。

開催日時

2007年6月17日(日)10時〜16時

会  場

山梨県立科学館(午前中のプラネタリウム投影)
山梨県立愛宕山少年自然の家 大研修室

※午前中からご参加の方は、科学館へ、午後からご参加の方は自然の家へ直接おいでください。

 山梨県立科学館
   〒400-0023 山梨県甲府市愛宕町358-1
   TEL055-254-8159(天文直通),055-254-8151(代表)
    ※当日は,担当まで十分に連絡が通じないことも考えられます。あらかじめご了承下さい。
 山梨県立愛宕山少年自然の家    〒400-0023 甲府市愛宕山町358-1  TEL055-253-5933
    *1 山梨県立科学館と自然の家は徒歩で15分ほどかかります。
    *2 自然の家の駐車場はせまくあまりスペースが確保できません。
       愛宕山こどもの国内の駐車場をお使いください。(必要な方はご相談ください)
    *3 甲府駅北口から科学館行きバス(大人200円)をご利用いただくのが便利です。
       自然の家に直接こられる方は「こどもの国入り口」で下車してください。
       科学館シャトルバスの時刻表などの詳細は下記をご参照ください。

交  通

JR「甲府駅」北口より遊歩道経由で徒歩25分。
もしくは休日運行の科学館シャトルバスをご利用ください(大人200円)。

テーマ

「ユニバーサルデザイン天文教育」

プログラム(予定)

9:30〜    受付(午前の部からの参加者)

10:00〜11:00 プラネタリウム「星月夜 (ほしづくよ) 〜めぐる大地のうた」見学

※午前中の見学はオプションです。
*視覚障がいを持つ方の協力を得て制作した副音声がついた番組です。携帯用FMラジオにて、副音声をお聞きいただけます。観覧ご希望の方は、お手持ちのFMラジオ及びイヤホン,ヘッドホン等をお持ちください。
11:00〜12:30 展示見学,昼食等

12:00〜12:30 受付(午後の部からの参加者)

12:30〜16:00 事例発表およびレポート,ディスカッション

 ※時間が延びた場合でも,遅くとも16時30分には終了します。

事例発表「見えない宇宙だからこそ〜視覚障碍の人たちと一緒に楽しむプラネタリウム

  高橋真理子さん(山梨県立科学館職員)ほか
上記プラネタリウム番組制作に携わった視覚障がい者の皆さんとのトーク形式の発表です。当日は天文教育に関心を寄せる視覚障がい者の方も参加予定で,さまざま視点からコメント頂きます。
紹介「ユニバーサルデザイン天文教育WGの活動」

  嶺重 慎さん(京都大学)ほか
同ワーキンググループの活動紹介です。さまざまなタイプの人々と宇宙の情報を共有することを目指した活動計画についてお話しします。
口頭発表「天文系生涯学習施設におけるバリアフリーアンケート調査」

  尾崎勝彦さん(大阪大学大学院)ほか
2006年末〜2007年始めに行われた、天文施設におけるバリアフリー(ユニバーサルデザイン)に関するアンケートの結果を報告する。データは、バリアフリーの考え方が少しずつ浸透しつつあるもののまだまだ不十分であること、一方で、ユニークな試みを実践している施設も複数あり、そのノウハウと情報を開示し、連携してユニバーサルデザイン化を進めていくことの重要性と有用性を示している。
口頭発表「盲学校における天文教育の一事例」

  柴田直人さん(都立八王子盲学校)
細胞のように小さすぎるものや宇宙のように大きすぎるものは、視覚障害者にとって全体像が把握しにくく、分かりにくい面があります。太陽系の惑星やその広がりについて、触覚的な教材を使用して授業を行った結果について報告します。
口頭発表「上を見よう 何が見える?」

  林 左絵子さん(国立天文台ハワイ観測所)
病院あるいは在宅療養の方を訪問して、どこでも星空のある種のアウトリーチを行ってきた例をご報告いたします。ベッドの上の天井しか知らない子供さんに、どうやってその外の世界に関心を持っていただくか、がいつも課題です。個人対象、プレイルームや院内学級である程度の人数を対象とする場合、医療スタッフを対象とする場合などそれぞれ工夫をしています。家族の方への働きかけも考慮し、少しでも闘病生活の支えとなるようであればと思っています。
口頭発表「天プラが行ってきたユニバーサル天文普及」

  塚田 健さん(東京学芸大学)
天プラの活動理念は「すべての人に天文学を」。まさにユニバーサル天文普及です。 病院に長期入院している方たち、小さいお子さんを連れているお母さんお父さん、今回そのような人たちに対する天プラの活動をご紹介します。
ポスター発表「知的障害者更正施設での天文セミナー」

  佐藤理絵さん(小さな天文学者の会)
「mitakaを使用した宇宙旅行を楽しむ」といった主旨で行われたセミナーだが、知的障害を持つ人々に宇宙を伝え、楽しんでもらうための方法やその実践、また、「宇宙を知り、楽しむことは誰にでもできること」という事を考えさせられた事などについての報告である。
ポスター発表「科学データ可聴化プロジェクト」

  海老沢 研さん(JAXA)
科学データ可聴化プロジェクトの概要と現状を報告する。本プロジェクトは科学衛星等が取得した科学データを様々なマルチメディア機器を用いて音声化し、それにより宇宙を解明する最先端の科学データを、視覚障害のある人たちと共有していくことを目指したものである。音声化されるデータの主な内容は、X線天文や地球磁気圏などで用いられた科学衛星のものである。

費 用

参加費は無料です。
ただし,午前の部(プラネタリウム見学)には,観覧料(500円)が必要です
 ※参加が20人を超えると団体料金(400円)となります。

申込み

会場準備の都合上,また,参加人数によっては,近隣施設にて実施することも考えられます。直前に参加申込者に連絡する可能性もありますので,事前に参加の申込みをお願いします。

昼食について

昼食は自然の家食堂にて11時半ごろからとることができます。お一人550円です。
ご希望の方は、6月8日(金)までに、
  科学館天文担当 高橋真理子
  電子メール mariko★★kagakukan.pref.yamanashi.jp
    (迷惑メール防止のため @ を★★に変えてあります)
へご連絡ください。

申込み・問い合わせ先

郵送:〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1
      国立天文台 普及室 室井恭子 宛

FAX:0422-34-3810 室井恭子 宛

電子メール:kyoko.muroi★★nao.ac.jp
 (迷惑メール防止のため @ を★★に変えてあります)

 

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2007年6月17日 天文教育普及研究会 関東支部会 参加申込書
                                    2007年  月  日
1 氏名:
 (ふりがな):
2 連絡先:
  〒   
  TEL:
  FAX:

3 電子メール:
4 勤務先・所属:
5 参加内容: 午前から参加  午後から参加  ※いずれかを残してください。
6 その他連絡事項,質問など:

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