2022年春
天文教育フォーラム(日本天文学会との共催)
テーマ:「天文教育普及における評価研究手法」
天文学に関わる研究者や教職員、科学コミュニケータにとって教育普及の効果を測定・評価し、報告すべき場面は多く存在する。しかし、教育普及の実践をどのように評価するかは簡単ではない。学習者の意見を集め、統計を駆使して教育評価を測るアンケート調査は比較的簡便であり、最もよく採られる方略の一つであろう。しかし、単純なアンケート調査などだけに頼っていては、肝心の学習者の理解や学習過程の内面に迫ることは難しい場合もある。多くの意見を集めた計量的評価・研究と並んで、少ないサンプルを深く掘り下げる質的な評価・研究手法が役に立つ場面もあるだろう。
今回の天文教育フォーラムでは、教育普及現場での教育効果を評価し研究する手法を考え、特に科学者にとって馴染みの薄い質的研究についても、専門家からのお話を伺いつつその可能性を検討し、議論していきたい。
■開催日時:
2022年3月3日(木) 16:30 〜 18:00
■会 場:
オンライン
(日本天文学会春季年会 オンライン)■話題提供(敬称略):
縣秀彦氏(国立天文台)「天文教育研究の現状」 香月裕介氏(神戸学院大学)「教育研究における質的研究の活用」 ■費 用:
天文教育フォーラムのみ参加の場合,参加費は無料です.天文学会年会受付でその旨お伝えください.
■実行委員:
鴈野重之,玉澤春史,富田晃彦
■主 催 :
公益社団法人 日本天文学会 / 一般社団法人 日本天文教育普及研究会
日本天文教育普及研究会 Japanese Society for Education and Popularization of Astronomy