2017年秋
天文教育フォーラム(日本天文学会との共催)
テーマ:「天体観測のプロ・アマ連携:新しい展開」
近年、地上観測や探査機による膨大な観測データが次々に公開され、 誰もがそのデータを閲覧したり、利用することができるようになりました。 さらに、一般市民が公開天文台に設置されたハイスペックの望遠鏡を用いて の観測も可能になり、こういった点でもプロとアマチュアによる共同観測 を進めていく基盤が整ってきました。そして、天文学の研究においても、 市民との協働が進み、アマチュア観測者による継続観測のデータを活かし、 最新の観測データの共有と解析の共同作業という新しい形の連携が必要と なってきました。 そこで今回の天文教育フォーラムでは、これまでの天体観測のプロ・アマ連携 の現状を振り返りつつ、プロの立場から、アマチュア観測者に期待するプロの 観測を補完する質の良い観測とはどのようなものか、アマチュアの立場から プロのデータを使ってみて思うこと、公開天文台がプロ・アマ連携の基盤つくり にどのように関われるのか、といったことをそれぞれの立場からお話いただき、 よりよい「プロ・アマ連携」を目指すための方策を、会場参加者とともに議論して いきたいと思います。
■開催日時:
2017年9月13日(水)13:30 〜 15:00
■会 場:
北海道大学(北海道札幌市)
(日本天文学会秋季年会A 会場)■プログラム(登壇者)
1. 高橋幸弘(北海道大学) 「金星探査機あかつきと地上望遠鏡で臨む金星大気の謎」 2. 内藤博之(名寄天文台) 「公開天文台におけるプロ・アマ連携」 3. 田部一志(月惑星研究会 )「木星観測におけるプロ・アマ連携〜アマチュアによる 画像の活かし方」
■費 用:
天文教育フォーラムのみ参加の場合、参加費は無料です。天文学会年会受付で、その旨お伝えください。
■実行委員:
富田晃彦,木村かおる,石井貴子,鴈野重之、内藤博之