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2016年秋
天文教育フォーラム

日本天文学会との共催)

テーマ:「STEM/STEAM 教育と天文学」

 近年STEM 教育という言葉がしきりに聞かれるようになった。STEM 教育とはScience( 科学)、 Technology( 技術)、Engineering( 工学)、Mathematics( 数学) に重点をおき、それらを横断的 かつ総合的に学ぶ教育を推進していこうという、世界的な動きである。特に米国では学校教育のほか、 EPO 活動、アフタースクール、サマースクールなどの取り組みが、研究機関、高等教育、社会教育 施設で盛んに行われている。日本では、大学の工学部において大学の質向上やアウトリーチ活動と して、プログラミングやロケット教室など、いち早く取り組みが進んでいる。
 近代天文学は、研究や役割り分担が細分化されているが、観測機器の設計、観測、データ解析、 データの可視化といったSTEM を総合した分野であり、さらにデータの可視化においては美術的な 要素も含まれている。海外の科学館等ではSTEM にArt(美術)を加え、「STEM からSTEAM へ」と いう動きもあり、データの可視化に重点を置きつつある。
 天文学は、科学・技術・芸術・哲学など総合的に学問を扱う稀有な分野で、STEM/STEAM教育の 実践の場として理想的な面を備えている。大学でのSTEM 教育の取り組みと、科学データをドーム 空間という特殊な空間に再現する可視化の技法についての話題提供とパネルディスカッションを 通じて、天文学を用いたSTEM/STEAM 教育の現状と今後の可能性を探っていく。

開催日時

2016年9月14日(水)17:30 ?19:00

会  場

 愛媛大学城北キャンパス(愛媛県松山市)
 (日本天文学会秋季年会J 会場)

プログラム(登壇者)



1.山崎政彦(日本大学)
2.武田隆顕(国立天文台)
3.木村かおる(科学技術館,ファシリテータ)

費 用

天文教育フォーラムのみ参加の場合、参加費は無料です。天文学会年会受付で、その旨お伝えください。

実行委員

大山真満、木村かおる、鴈野重之、山根弘也