2016年春
天文教育フォーラム(日本天文学会との共催)
テーマ:「教科書:読む・読ませる・書く」
最新の天文学の成果とそれを産み出す知のダイナミクスを、天文学を学ぶ学生や、興味をもった一般の人々に伝えられていくためのツールは、日々多様化している。ネットメディアなど新しい媒体や動画サイト、多くの講演会、サイエンスカフェなどが市民権を得てきた現代において、知を伝え、学ぶ方法論もまた、変わってきている。そんな中、今回の天文教育フォーラムでは知識を伝え、学びとる方法論のひとつとしての「教科書」の位置づけを再考する。 ひと昔以上前に学生だった方なら既に気づいておられると思うが、ここ20年ほどの間に教科書は質・量ともに大きな変化をとげてきている。このような変化の原因は、どこにあるのだろうか。書き手は、どのような考え方の下で執筆しているのだろうか。また、読み手にとっての教科書の位置づけは、どのように変わってきているのだろうか。大学での教育内容の質的保証や、学校教育の先にある生涯教育の重要性も考慮すべき現在、「教科書」にはどんな可能性があるのだろうか。 学生を教育する上で教科書を読ませる側、書く側、企画する側からそれぞれ意見をいただき、それを元に議論を深めていきたい。
■開催日時:
2016年3月14日(月) 17:00〜18:30
■会 場:
首都大学東京南大沢キャンパス(東京都八王子)
(日本天文学会2016年春季年会 G会場)■プログラム(登壇者)
1. 真貝寿明 氏(大阪工業大学) 2. 岡村定矩 氏(法政大学) 3. 浦山 毅 氏(慶應義塾大学出版会)
※ 概要説明時使用スライド(アンケート結果) ■費 用:
天文教育フォーラムのみ参加の場合、参加費は無料です。天文学会年会受付で、その旨お伝えください。
■実行委員:
高梨直紘(東京大学)、鴈野重之(九州産業大学)、
谷川智康(兵庫県立三田祥雲館高等学校)、 松本直記(慶応義塾高等学校)、
大山真満(滋賀大学)、木村かおる(科学技術館)