2012年秋
天文教育フォーラム(日本天文学会との共催)
テーマ : 「広がる宇宙の空間理解への対応〜新学習指導要領における天文分野〜」
新学習指導要領が、理科に関してはこの4月から小学校から高等学校までで全面施行されました。 特に天文分野に関しては、義務教育段階における学習内容の拡充が行われ、天体の空間的な位置関係の理解、 および太陽系外の恒星・銀河系にまで学習範囲が進展しています。
これは、2005年に日本天文学会が中央教育審議会会長および初等中等教育分科会長宛に提出した 「次代をになう子どもに豊かな科学的素養を」の要望書の内容に沿うものであり、 2008年春の天文教育フォーラム における「今、求められる天文学・天文教育とは」において、実施前に課題と活動の方向性について議論しました。
一方で、現在の大学教育の現場、そして学校現場においては、これまでの教育課程を履修してきた学生・教員も 多く、今回の施行にあたっては、要望書中に日本天文学会として記載した「教育現場の先生方を支援する仕組」 および「今後さらに関係各方面との協力を進めてゆく」ことについても、具体性を持たせなくてはなりません。
今回の施行を踏まえ、指導における課題と今後の活動について改めて認識を深め、より実効性のある天文教育が 実施できる一助となる機会を設けたいと考えております。
■開催日時:
2012年9月19日(水) 17:00〜18:30
■会 場:
大分大学旦野原キャンパス 教養教育棟1階 第二大講義室(大分県大分市)
(日本天文学会2012年秋季年会 B会場)■話題提供者
1. 「教科書執筆、監修の立場から」 渡部潤一(国立天文台) 2. 「教員養成系の大学教員の立場から」 高橋真聡(愛知教育大学) 3. 「日食に関する普及活動を行った立場から」 大西浩次(長野高専) 4. 討論 ■費 用:
天文教育フォーラムのみの参加費は不要です。天文学会年会受付で、その旨お伝えください。
■実行委員:
柴田晋平(山形大学)、安藤享平(郡山市ふれあい科学館)、高梨直紘(東京大学)、仲野誠(大分大学)
■講演関連リンク:
*大日本図書 − デジタルデータバンク「星や月」
*文部科学省 − 幼稚園教育要領、小・中学校学習指導要領改訂のポイント(PDF:134KB)
*文部科学省 − 新学習指導要領(本文、解説、資料等)
*文部科学省 − 先生応援ページ(指導資料・学習評価等)
*国立天文台 − 4次元デジタルビューワー「MITAKA」
天文教育普及研究会 Japanese Society for Education and Popularization of Astronomy