→ 天文教育普及研究会のトップページへ

2012年春
天文教育フォーラム

日本天文学会との共催)

テーマ : 「科学コミュニケーションと天文学」

 最近「科学コミュニケーションの推進」が国の科学技術基本計画の方針となり、その推進という面だけでなく、市民が気軽にサイエンスを楽しめるような機会を増やす流れも各地で活発になりつつあります。そこで2011年の春の天文教育フォーラムでは「科学コミュニケーション」をテーマとして開催される予定でした。ところが直前の東日本大震災の発生によって、残念ながら中止のやむなきに至りました。このように時期を得たと思われるテーマをきちんと取り上げたいという思いと、さらにはこの震災によって「科学コミュニケーション」の役割についても改めて問い直す必要が出てきたのではないかと考え、今回もほぼ前回予定したテーマにそったものとなりました。「科学コミュニケーション」において実践が進んでいると考えられている天文コミュニティにおいて、その立ち位置や手法をまとめて社会に発信できる形にすることの重要性は依然として変わらないでしょう。
 フォーラムではまず科学コミュニケーションの実情について震災を含めた広い立場から整理していただき、jその中から天文学分野における特性を概観できればと思います。その後,市民の立場で活動されている例についてもお話しいただきます。さらに国際的に見た天文分野における科学コミュニケーションの現状について話題提供もしていただき,今後我々はどのように考え,そのような形で参加して行くべきなのかを議論したいと思います。

開催日時

2012年3月19日(月) 17:00〜18:30

会  場

龍谷大学深草キャンパス 21 号館6F(604)(京都市伏見区)
 (日本天文学会2012年春季年会 H会場)

話題提供者

1.「震災と科学コミュニケーション」横山広美(東京大学理学部)
2.「市民の立場による科学コミュニケーション」小幡真希(星のソムリエみたか)
3.「天文学におけるサイエンスコミュニケーション活動の現状」縣秀彦(国立天文台)
4.討論進行: 高梨直紘(東京大学生産技術研究所/EMP)

費 用

天文教育フォーラムのみの参加費は不要です。天文学会年会受付で、その旨お伝えください。

実行委員

仲野誠(大分大学),有本淳一(京都市立塔南高校),柴田晋平(山形大学),安藤享平(郡山市ふれあい科学館)



   

天文教育普及研究会 Japanese Society for Education and Popularization of Astronomy