2010年秋
天文教育フォーラム(日本天文学会との共催)
テーマ : 「著作権について理解しよう」
〜天文学の知的財産を教育・アウトリーチ現場で存分に活用するために〜世の中では知的財産権保護の動きが強まっていますが、科学研究や教育普及では情報の共有と円滑な流通こそが重要です。知的財産権に関しては対応する法律が異なるなど事情は複雑ですが、今回は特に著作権に関して取り上げることにしました。天文関係者は、著作物を提供する側・利用する側のいずれにもなりうるので、これまで問題にならなかった点にも留意する必要が出ています。
今回のフォーラムでは、現行の著作権法ではどのような状況になっているのか、どんな事例が問題となりうるのかなどについての知識を紹介する3件の講演に続き、質問や議論を重ねることで、天文著作物利用が提供者・利用者の“双方に幸福な関係” をもたらすためのガイドライン作成に繋げていきたいと思います。著作権についてはよくわからないという人ほど参加をお勧めします。学校や科学館で活動している人はもちろん、講演や出前授業などを依頼される可能性がある天文学研究者・アマチュア天文家もぜひご参加ください。■開催日時:
2010年9月22日(水) 17:00〜18:30
■会 場:
金沢大学 自然科学大講義棟(大講義室A)(石川県金沢市)
(日本天文学会2010年秋季年会 E会場)■話題提供者
(1) 「教育普及に関する著作権問題について( 仮)」 坂井知志(常磐大学) (2) 「国立天文台の知財流通促進に向けた取組と今後」 永井智哉(国立天文台) (3) 「天文素材共有システムの紹介」 水谷有宏(郡山市ふれあい科学館スペースパーク) (4) 討論 ■費 用:
天文教育フォーラムのみの参加費は不要です。天文学会年会受付で、その旨お伝えください。
■実行委員:
中道晶香(京都産業大学)、縣 秀彦(国立天文台)、仲野 誠(大分大学)、渡會兼也(金沢大学附属高等学校)
天文教育普及研究会 Japanese Society for Education and Popularization of Astronomy