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2006年春
天文教育フォーラム

日本天文学会との共催)


テーマ : 「大学と地域連携による天文教育普及」

 近年,国立大学の独立法人化が行われたことや,18歳人口の減少により,各大学がそれぞれ大学の特色を出していかなければ,大学として立ちゆかなくなってしまう時代になってきています.これは地方の大学では特に大きな問題となっています.
 他方,近年の若者の理科離れの問題の解決は,科学に興味を持つ若者の裾野を広げることが最も効果のあることだと思われます.また,納税者である国民に,研究成果の報告の義務や大型機器への税金の利用に関する説明責任など,大学や研究機関に対する社会的要請も強まってきています.
 このような状況の中,大学と地域との連携により,地域の若者への科学教育の普及,研究成果の一般向け講演会や大型プロジェクトの説明会など,様々な取組が,それぞれの大学で行われるようになりました.大学も地域に開かれた大学に変わろうとしているのです.
 今回のフォーラムでは,「天文・宇宙」といったキーワードで地域と連携し,「天文の教育や普及」に関して活発に活動を続けている3つの事例を紹介していただきます.地域との連携がなぜ,今,重要なのか,実際の活動中でどのような難しさがあるのか,どのような問題があり,それをどのように解決してきたのかなど,活動に関する諸問題を出し合い,議論するとともに,実際にこのような活動を行っている,あるいは今後このような活動を行おうと考えている大学・研究機関の職員や大学院生への参考としていただくことを目的としています.

開催日時

2006年3月27日(月) 17:00〜18:00

会  場

和歌山大学(和歌山県和歌山市)
 (日本天文学会2006年春季年会 A会場)

講  演

1 「和歌山大の地域連携プロジェクト『宇宙教育研究ネットワーク』
    矢動丸泰(みさと天文台/和歌山大)

2 「山形大学と「NPO法人小さな天文学者の会」の連携事業
    柴田晋平(山形大学)

3 「『NPOサイエンスステーション』の活動
    吉井 讓(東京大学)

費 用

天文教育フォーラムのみの参加費は不要です.天文学会年会受付で,その旨お伝えください.

実行委員

森  淳(西はりま天文台公園),松下恭子(東京理科大学)
上玉利剛(かわべ天文公園),沢 武文(愛知教育大学)



   

天文教育普及研究会 Japanese Society for Education and Popularization of Astronomy