2005年春
天文教育フォーラム(日本天文学会との共催)
テーマ : 「理科教育・科学教育の現状と天文教育への期待」
昨年秋の天文学会年会での「小学生の4割が天動説を信じている」という研究結果は世間の関心を集め、初等中等教育における理科教育の危機的状況を表すものだという報道もありました。この機会に、科学教育(理科・数学・技術教育の意味で、高等教育や生涯学習も含む)や理科教育の広い観点から議論を起こしたいと考えました。
そこで、今回のフォーラムでは、学会の外から教育の専門家をお招きして、理科教育・科学教育の現場で、今、何が問題となっているのかを客観的データに基づきレビューして戴くことになりました。また、議論の時間をなるべく多くして、天文学コミュニティが広義の「教育」に対してどのようなスタンスで望むべきかを議論したいと思います。■開催日時:
2005年3月28日(月) 17:00〜18:30
■会 場:
明星大学 日野キャンパス シェイクスピアホール(東京都日野市)
(日本天文学会2005年春季年会 H会場)■講 演
1 「初等中等教育「理科」の現状 −TIMSS2003速報−」
猿田祐嗣(国立教育政策研究所)
2 「大人の科学離れの現状 −世論調査、国際比較の結果を中心に−」
渡辺政隆(文部科学省科学技術政策研究所)
3 「教育改革の動向から見た科学教育・天文教育のあり方」
市川伸一(東京大学大学院教育学研究科)■費 用:
天文教育フォーラムのみの参加費は不要です.天文学会年会受付で,その旨お伝えください.
■実行委員:
松田卓也(神戸大学),縣 秀彦(国立天文台)
矢治健太郎(国立天文台),高橋典嗣(明星大学)
天文教育普及研究会 Japanese Society for Education and Popularization of Astronomy