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惑星 GJ 436b の解説

表面に雲が存在する可能性が高い海王星型惑星

GJ 436b
 2004年にアメリカのグループによって視線速度法で発見されたGJ436bは,周期約2.64日で太陽よりもずっと低温の赤色矮星の周りを公転する海王星型惑星です。その後2005年にトランジットする事が報告されました。中心星が約0.42太陽半径と比較的小さいため海王星型惑星にも関わらずトランジットが深く,惑星の大気を調べる上で絶好のターゲットとして知られるようになりました。

 最近ではスピッツァー望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡の観測から,GJ436bは一酸化炭素を多く含む大気を持ち,表面に雲が存在する可能性が高い事が分かっています。

文責:平野照幸(東京工業大学)

雲に覆われた惑星GJ436bの想像図(クレジット:STScI)


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